飛行機に乗らずにマイル稼ぎを行い、無料で得点航空券をゲットして世界を旅する「陸マイラー」。モッピー等のポイントサイトユーザーはきっと誰しも一度は憧れたことでしょう。
陸マイラーを目指す際、最初に浮かぶ疑問が、JALとANA、どちらでマイレージを貯めれば良いのか、という疑問。それぞれ日本を代表する2大航空会社なので、どちらが良いのか判断がつきませんよね。
本記事では、陸マイラーを目指す方々がポイ活を通じてお得にマイレージを貯めることができるよう、こちらの疑問を解決していきます!
ルール1:基本的にはJALがお勧め!ただし例外あり。
まず、これから陸マイラーになるという方には、基本的にはJALマイルを貯めることをお勧めします。なぜなら、JALマイルはモッピーの「ドリームキャンペーン」というシステムを利用することで爆速で貯めることが可能だからです!
本来、ポイントサイトで稼いだポイントをマイルに交換するときにはレートが約半分になってしまいますが、ドリームキャンペーンを活用することで、実質80%のレートで交換することができるようになります。
これにより一般的なモデルケースとして、毎月6000マイル分ポイント交換した場合、4ヶ月目でグアムへの往復航空券(必要マイル:20,000マイル)をゲットできます。
そのため、一般的にはポイントサイトを使用してマイルを貯める場合はJALの方がお得ですが、実は一定の条件下だとANAの方がお得な場合もあります。
ルール2:モルディブ、ウイグル、南アフリカ、等特定の渡航先へ旅行する場合はANAの方が断然お得!
実は、モルディブやウイグル、南アフリカなど特定の渡航先へ旅行する場合は、ANAのほうが断然お得になります。これは、提携航空会社(JALはワンワールド、ANAはスターアライアンス)特典航空券をマイルで交換取得する場合、渡航先ごとの必要マイレージ算出方法が、JALとANAで異なるためです。
異なる必要マイレージ算出方式
まずは、JALのマイレージ算出方法を見てみましょう。JALは、以下の表のとおり、旅程の合計距離に基づいて必要マイレージが算出されます。
Group | 総旅程距離(マイル) | エコノミークラス | ビジネスクラス*1 | ファーストクラス*2 |
---|---|---|---|---|
1 | 1 - 4,000 | 25,000 | 48,000 | 72,000 |
2 | 4,001 - 8,000 | 40,000 | 80,000 | 100,000 |
3 | 8,001 - 10,000 | 50,000 | 85,000 | 110,000 |
4 | 10,001 - 12,000 | 60,000 | 110,000 | 160,000 |
5 | 12,001 - 14,000 | 70,000 | 115,000 | 165,000 |
6 | 14,001 - 20,000 | 90,000 | 120,000 | 170,000 |
7 | 20,001 - 25,000 | 120,000 | 150,000 | 230,000 |
8 | 25,001 - 29,000 | 140,000 | 190,000 | 280,000 |
9 | 29,001 - 34,000 | 150,000 | 200,000 | 300,000 |
10 | 34,001 - 50,000 | 160,000 | 220,000 | 330,000 |
出展:ワンワールド特典航空券 マイル早見表 - JALマイレージバンク
旅程距離が長くなればなるほど必要マイレージが増えるシステムになっていますね!
ここで、例として東京(TYO)-マレ(モルジブ/MLE)間の距離を求めてみましょう。空港距離の概算には下記のツールを使用すると便利です。
そして、計算結果がこちら。往復9,440マイルとなりました。実際には直行便はなく、どこかしらの空港を経由していく必要があるため、実質的な移動距離は直線距離である計算結果より多少伸びることが推測されます。
これを、JALのマイレージ早見表に当てはめて考えると、低く見積もって直線距離で考えたとしてもGroup 3の往復「50,000」マイルが必要ということがわかります。
一方ANAはどうでしょうか。
実はANAの場合はJALのように厳密に距離ベースで計算するのではなく、各大陸をおおよその距離に応じてグループ分けして、グループ別に必要マイル数を設定する方式で計算されています。
例えば、「Zone 8」について考えると、比較的日本に近いアラビア各国と、アフリカの南の先のケープタウンまで、同じ料金グループに属す形になります。そのため、このグループのうち、遠くの国ほどお得に飛行機に乗ることができる、と言い換えることができるのです。
実際に必要マイレージを比較してみた
実際に、JAL、ANAそれぞれの予約ページで、各渡航先への必要マイレージを計算してみました。
JALサイトで算出したところ、先ほどの概算からは少々変わり、実際にはコロンボなど他国の経由する必要がある分必要マイレージは増え、60,000マイルとなりました。
JALで60,000マイルが必要だったマレ(モルディブ)への渡航は、ANAでは38,000マイルしか掛かりません。※便の空席状況などの都合により、JALと検索日時を少し変更しています。なんと22,000マイルもANAのほうがお得に利用できることがわかりますね。
また、マイレージと別途で現金で掛かる燃油サーチャージや税についても、JALの36,880円に対してANAはたった13,850円、とお得な結果になりました。
では、今度はケープタウンの例を見てみましょう。まずはJALから。
往復に必要マイレージは120,000マイルでした。東京-ケープタウンの直線距離は18,280マイルですが、複数地点を経由して渡航する必要があるため、理論値よりも必要マイレージが多くなってしまいますね。
一方ANAはどうでしょうか。
なんと50,000マイルも安い70,000マイルでケープタウンまで往復旅行が可能です。税・サーチャージも格段に安いですね。
このように、行きたい渡航先について予め各社のマイレージ算出方法に沿って必要マイレージを見積もっておき、JALとANAどちらを利用するのが良いのか、検討してみるとよいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
本記事では、陸マイラーを目指す方々がポイ活を通じてお得にマイレージを貯めることができるよう、JALとANA、どちらでマイレージを貯めれば良いのか、という疑問について記事を書いてみました。飛行機に乗らずにマイル稼ぎを行い、無料で得点航空券をゲットして世界を旅する「陸マイラー」を目指して、効率的なポイ活ライフに励んでみてください!
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